大手牛丼チェーン店吉野家が、『魁!!男塾』コラボキャンペーンを巡って炎上しています。
男塾は1985年から1991年にかけて連載された漫画で、テレビアニメ化や実写映画化もされた人気漫画です。
牛丼チェーンと漫画のコラボは最近ではよく見かけますが、一体何で炎上したのでしょうか。
今回は吉野家の男塾コラボ炎上の内容や、お客様相談室の対応についてまとめました。
吉野家男塾コラボの炎上内容は?
吉野家が男塾コラボで炎上した原因は、当初特典のオリジナル丼に任意の名前が入れられるとしていたものを、告知なく本名以外は入れることができなくなってしまったからです。
吉野家×男塾コラボのキャンペーン内容は?
今回話題になっている吉野家×男塾コラボは、2021年7月から開始されました。
米礼(マイル)をためると牛丼の無料券やデジタルギフト、塾生限定ブラックプリカ、名前入りオリジナル丼などの景品と交換が出来るというものです。
参加者はまず吉野家公式アプリをダウンロードし、米礼(マイル)登録方法を選択し入塾手続き(参加手続き)を完了させます。
1マイルためるのに300円以上の支払いが必要で、ためられるのは1日1回のみ(29日のみ2マイル)です。
1日に何度利用しても1マイルしかたまらないとても大変なキャンペーンなのです。
11、23マイル | 牛丼並盛無料券 |
23マイル | 楽天ポイントorTポイント200ポイント贈呈 |
十三段以降10マイル獲得ごと | 牛丼並盛半額券 |
師範:40マイル | 牛丼並盛無料券+楽天ポイントorTポイント400ポイント贈呈 |
達人:80マイル | 1000円分デジタルギフト |
匠:140マイル | 2000円分塾生限定ブラックプリカ |
仙人:220マイル | お名前入りオリジナル丼 |
多くの参加者が目指しているのが220マイルで獲得できる「お名前入りオリジナル丼」です。
しかし、この男塾コラボのキャンペーン期間は、2021年7月15日から2022年3月31日までの約8ヶ月間しかありません。
この名前入りオリジナル丼をもらうためには、220回吉野家に通わなくてはなりませんし、1回300円以上の支払いなので、少なくとも6万6000円は使うことになります。
しかしメインメニューで300円というものはなく、牛丼並盛で税込426円です。
牛丼並盛を220回食べると9万3720円もかかり、約10万円です。
期間や費用の面から見て、このキャンペーンがいかに大変なキャンペーンか分かります。
名前入りオリジナル丼で炎上
吉野家×男塾コラボキャンペーンに参加している多くの人が目指す「名前入りオリジナル丼」ですが、この丼に入れる名前を巡ってトラブルがありました。
キャンペーン開始当初、「参加者で丼に入れる名前は何でもいいのか?」と問い合わせた人がおり、吉野家からの返答は「何でもいい」とのことでした。
どんな名前を入れてもいいということで、自分のお店の屋号や、Twitterの名前、ニックネーム更には男塾に登場する自分の好きなキャラクターの名前が入った丼が欲しい!と多くの人が頑張ってキャンペーンに参加してきました。
しかし実際220マイルためた人が個人情報を入力フォームまで進むと丼への記載名は実名に限るとの説明が現れました。
そこで吉野家に問い合わせたところ、実名以外は認められないとの返答が来ました。
左側が吉野家からの実名に関する問い合わせの最初の回答で、右側がこれに対する私の返信でこれに対する返信が先ほどのメールでした。
本人の実名かどうかは吉野家のほうで勝手に判断するとのことでしたので、それはおかしいと思い、私も少し強めの口調で書いております。 https://t.co/zlXPMp4gKN pic.twitter.com/akPqR5IwIV— マヒマヒトランポリンパーク (@mahimahitp) March 23, 2022
吉野家の男塾コラボで220回通うともらえる名入り丼、名前はなんでもオッケーとのことでマヒマヒの名前入れてもらってお店に飾ろうと思って頑張って毎日通ったのですが、本名のみに変更になったそうで問い合わせたら、吉野家なぜかとてもケンカ腰でびっくり💦
7ヶ月以上毎日通ったのに🥺 pic.twitter.com/HUiRquKRZY— マヒマヒトランポリンパーク (@mahimahitp) March 23, 2022
これは丼に自分のお店や、好きな名前を入れられると頑張ってきた人にとってはとても納得出来ないことですよね。
著作権の関係で実名のみに変更になるのは仕方がないと思われますが、実名のみに変更したことを消費者に告知していなかったことで、今回のトラブルが発生していまいました。
変更理由に関しては
「著作権侵害の可能性」告知してなかった理由は
「伝える必要ないと判断した」変更したことは
「法的に問題ないので謝罪は必要ない」そうです。
— マヒマヒトランポリンパーク (@mahimahitp) March 23, 2022
当初、他の方のですが問い合わせに対してどんな名前でもいいと回答している以上、実名のみに変更されたことを伝える必要はあったと思います。
今回の問題が大きくなりすぎたためか、吉野家は謝罪と条件付きで実名以外も認めることを発表しました。
【吉野家公式アプリ『魁!!吉野家塾』特典 オリジナル名入り丼に関して】
名入り丼の名前の条件について、お客様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 pic.twitter.com/PGTD3dAdRk— 吉野家 (@yoshinoyagyudon) March 24, 2022
(1)第三者の誹謗中傷にあたる言葉、(2)社会通念上、不適切だと考えられる言葉、(3)著作権、商標権等、第三者の知的財産権等の侵害に該当する言葉を除き、本名に限定することなく名入れすることを可能といたしました。
引用元:吉野家
今回の炎上騒動ですが、今まで頑張ってきた応募者が報われる形になってよかったです。
ただ、かなりイメージダウンしてしまったので、今後お客様相談室の対応も今一度改めていただき、消費者の信頼を取り戻して欲しいですね。
お客様相談室の対応がひどい!
今回の吉野家×男塾コラボキャンペーンでのお客様相談室の対応もひどかったのですが、この炎上をきっかけに過去、吉野家お客様相談室からひどい対応を受けたという人が他にも現れました。
以前
少し吉野家で明らかに悪い対応されて
問い合わせしたら
めちゃくちゃ逆ギレでビックリしました。物は本当に美味しいと思うけど
対応は圧倒的最下位の企業の認識です。— xぞうさんx (@xx77731603) March 23, 2022
中には、3年以上前のツイートですが、ひどいことを言われたというツイートもあり注目を集めています。
吉野家で2倍高く請求されたので抗議しても他人事みたいな対応だったので怒ったらお客様相談室に電話させられました。そしてお客様相談室長に理不尽に激しく怒鳴られたのでした。
※その際の音声です。#吉野家#スーパーフライデー #ソフトバンク#拡散希望RTお願いします pic.twitter.com/Kadv6UAaYb— yamada (@MSNVVcr9caLjVNA) February 12, 2018
だだ、こちらの音声に関しては会話全部が収録されているわけではないので、判断し難いところがあります。
実際に会話の前の部分が気になるという声も見られました。
しかし、この音声を聞いている限りはひどい対応だと受け取る人が多いでしょう。
問い合わせてくる客には、タチの悪いクレーマーも中にはいます。
本当に困って問い合わせている人、タチの悪いクレーマー、対応は大変だと思いますが、本当に困って問い合わせている人が不快な気持ちになるような対応がなくなることを祈っています。