「角」と「隅」、これら二つの言葉の意味の違いをご存知ですか？
どちらも何かの端に位置しているという共通点がありますが、用法には明確な違いがあります。
この記事では、「角」と「隅」の違いを短時間で分かりやすく解説します。
「隅」についての定義
「隅」とは、エリアの内部にある角の部分を指します。
何かの端にあり、内側に凹んでいる場合、それを「隅」と表現します。
「部屋の隅」や「重箱の隅」などが典型的な使用例です。
この用語は、空間の大きさによって変わるものではありません。
「角」の詳細な解説
「角」とは、物体の端に位置し、尖った形で外側に突出している部分を指します。
端が外側に向かって突出している場合、それを「角」と呼びます。
例えば、「机の角」や「タンスの角にぶつかる」という表現があります。
また、「角のある人」という表現で、柔軟性がなく、厳しい性格を表すこともあります。
角と隅の違いを解説
隅と角の違いはたった一つです。
部屋でも箱でも何でもいいので、まずは端をよく観察しましょう。
結果、内側に凹んでいれば「隅」と呼び、外側に突出していれば「角」と呼びます。
たとえば、机の端が尖っているのを見ることができますね。 これにぶつかると痛いのはそのせいです。
「机の角に注意してね」とはよく言いますが、「机の隅に注意してね」とは言いません。
さらに、部屋を掃除する際には、壁の近くや隅の部分にほこりが溜まりやすいため、「部屋の隅々まできれいにしましょう」とよく言いますが、「部屋の角々まできれいにしましょう」とは通常言いません。
言葉の正しい使い分けが重要です。
日本語の「隅」と「角」、そして英語の「corner」
日本語では、物の端を「隅」と「角」に細かく分けて表現しますが、英語ではこれらすべてを「corner」として一つにまとめて表現します。
「隅」は通常安全で危険性はありませんが、「角」にはぶつかると怪我をする可能性があります。
このような言葉の区別は、古くからの日本人の細やかな配慮が反映されているのかもしれません。
角と隅の違いまとめ
今回の記事では、角と隅の違いについてまとめました。
端のとがったところを外側から見た場合は「かど」、内側から見た場合は「すみ」となります。
角で怪我でする可能性はありますが、隅で怪我はしません。
同じものでも内側から見た場合と、外側から見た場合で呼び方がかわるんですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。